Unityの公式チュートリアルである「玉転がし」を作った方はたくさんいると思います。完成したらUnityの基本操作が分かりちょっとした達成感はありますが、出来たゲームは面白くありません。とりあえず作りたいゲームがあるけれど、勉強も必要なのでこのチュートリアルをやったのだと思います。
でも何が理由で、この球転がしは面白くないのでしょうか?
どうすれば面白くなるのでしょうか?以下は退屈なブロック崩しですが、エフェクトやサウンドなど小さな変化をたくさん組み合わせることで、単調なブロック崩しがジューシーに変わっていく動画です。
ゲーム制作で、自分がどう感じるかも重要ですが、動画を見ると、聴衆の引き込まれていて、楽し気な反応がとても分かりやすいです。
面白さは意外なところにあるかもしれない
Unityはアセットが豊富ですが、バラバラなアセットを使うとワールドとキャラクターが合ってなくて、いびつなプロトタイプが出来上がったりします。そして複雑なアセットや仕組みを無理に使おうとして、うまく使いこなせず、結局挫折してしまいます。
以前2Dシューティングを作ったのですが、スコアを用意して敵をいくつか用意して完成したのですが、まったく面白くありませんでした。ですがデバッグ中の設定ミスで、敵の弾のスピードを30倍ぐらいにしてしまった事があります。単純なミスなのですが、頑張って数回に1回避けれるぐらいだったので、修正せずに意地になってずっとプレイしたことがありました。デバッグのはずが夢中にプレイしていたので、この経験から面白さは、グラフィックを綺麗にだけでなく、小さな変化をどうつけれるかも考えるようになりました。
Unityを始めた方は「玉転がし」を作り捨てて、すぐ次のゲームを作り始める場合が多いと思いますが、最初に作った単調なゲームを「どうすれば面白くなるか」と磨くことも大切なのかもしれません。玉の速度をすごく速くしてみたりするだけでも、面白さのヒントは見つけられるかもしれません。
評判の悪い例も見てみる
Unity公式でも上記動画を参考に、インベーダーゲームを使って説明していました。ただ、こちらのプレゼンは画面の揺れのエフェクトがとても強かったり、調整が必要で評判が良くありません。でも評判の良い例と悪い例をくらべることで何かのヒントになるかもしれません。